皆さんはMEOという言葉を聞いたことがあるでしょうか？MEOとはMap Engine Optimizationの略でGoogleにおけるマップ最適化エンジンのことをいいます。
近年、WEB集客といったらSEO（自社のWEBサイトを検索の上位に持ってくる手法）が主流でしたが、MEOが登場してからは業種によってはSEOよりもMEOの方が重要視されるようになりました。
今回は話題のMEOについてブライダル業界目線で紹介します。
最近よく聞くMEOとは
MEOとはマップ最適化エンジンの略で、ローカル検索検索におけるGoogleマイビジネスの検索順位をあげるための施策です。
例えば、「千葉 結婚式」と検索すると下記のように「広告〜Googleマイビジネス〜検索結果（SEO）」順のように表示されるようになります。
この結果、各種広告媒体に広告料を支払ったり、SEOに力を注ぐよりもMEOの施策をした方が検索上位に表示されるという特徴があります。
Google マイビジネス
MEO対策をするためにはGoogleマイビジネスへの登録が必須です。
マイビジネスへの登録は「Googleマイビジネス ログイン」画面から行うことができます。
登録自体は初めての人でも簡単に行えますが、登録しただけではMEOにおいて他社よりも上位表示される可能性は低いです。
また、下記（Googleマイビジネスのデメリット）に記載した通り、規約に反する運用を続けるとペナルティが課せられる可能性もあるので運用には十分注意しましょう。
“Google マイビジネスは、さまざまな Google サービス（Google 検索や Google マップなど）上にローカル ビジネス情報を表示し、管理することができる無料ツールです。実店舗に顧客を迎え入れてサービスを提供するビジネスや、エリア限定でサービスを提供するビジネスを営んでいる方は、このツールを活用すればユーザーにビジネスをアピールすることができます。Google でのオーナー確認を済ませているビジネスは、ユーザーからの信頼度が倍増する傾向があります。”
引用：Googleマイビジネス ヘルプ
結婚式に関するMEO
結婚式場を探すとき多くのお客様は「場所」を検討項目の重要箇所と認識しています。
そのため、結婚式場について調べるときは「結婚式場+場所」などで検索されることが多く、MEO対策を「している」と「していない」とでは今後、今まで以上に集客に差が出ることが予想されます。
地域間の競合他社との集客に負けないためにもMEO対策は必須だと言えるでしょう。
また結婚式場の場合、結婚式単体で運営していることは珍しく、多くの場合レストラン（飲食業）やホテル（宿泊業）も併設して運営している場合がほとんどです。
その場合、Googleマイビジネスの情報も統合するのか、別で運用するのかも検討が必要になります。
特に口コミが混合することで得られるメリット、デメリットなどは部署間を跨いだ課題となるので要注意です。
MEO,Googleマイビジネスのはじめかた
集客において重要なポジションを占めるMEOですが、実はSEO同様に「〜をすれば順位が上がる」ということはGoogleから明記されていません。
しかし、一般的なMEO対策としては最低限下記の準備が必要です。
1．Googleマイビジネスに登録する
2．Googleマイビジネスの情報を整える
3．インターネット上の他の媒体で掲載を増やす
4．順位チェックツールを活用する
5．Googleマイビジネスの口コミを増やす
また、実際にGoogleマイビジネスに登録されている場合でも２番の「情報を整える」まで進んでいない企業は多くあります。
その状態では、お客様に伝える情報が不足し、しっかりと登録されている他の企業と比べると下位に表示されてしまっていることが多いです。
他にも3番の「媒体で掲載を増やす」については有料の広告媒体に載せることだけでなく、SNSや他サイトからの紹介などでも十分に効果が期待できます。
MEO,Google マイビジネスのデメリット
MEOのデメリットとしては口コミの操作ができないことがあります。
Googleマイビジネスに登録された情報に対し、一般ユーザーは自由に評価、書き込むことができます。
その結果評価が低くなると自然とユーザーは離れてしまい、早期の段階から検討候補より外れてしまいます。
また、それを防ぐために不正に評価を水増ししたりするとGoogleのガイドラインに反してしまいペナルティを受けることもあります。
まとめ
今後、Google検索におけるMEOの重要性は高まる一方です。現に地域+結婚式場などの検索結果においては「広告〜グーグルマイビジネス（MEO）〜一般の検索結果（SEO）の順となってきています。
ブライダル業界においてネット集客が中心になってきている現代では、社内にGoogleマイビジネスの運用担当者を配置し、他の広告媒体と同様にしっかりと運用することで今まで以上の集客を期待することができるでしょう。
